奇妙な体験

理解不能な奇妙な体験を残していく

影踏み

1979/05/00)


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影踏みという太陽光で出来る自分の影を踏む単純無意味な行為がしばらく流行になる、自分の影を見見付ては踏んで踏めたと勝ち負けのようにはしゃぐただそれだけの遊び。

流行りも廃れつつある頃だった流行りの振り返りをしていて影踏みを久しぶりにしようと学校帰りに友だちと今はどの方面に影があるのか探した、影がない。


理解も追いつかず影あり影なしと人物によっては違うがうので恐怖から理屈にもなっていない誤魔化し話を続けて「怖い何日かしたら皆に影は戻るかもしれないから探さないでいよう」と知らぬふりをした。

そうして月日は過ぎ全員に影が戻っているのを友だちと確認する。流行りも消えて自分の影のことなんて注目せず誰1人と気になどしていなかった。


何もなかったかのように生活をしているも稀に影踏みをしようと誘われたそうだがその遊びをすることか怖く避けていたという。


友だちはそれから影踏みはもうしないと決めたと話していた。


ー RAINBOW ー

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